ごはんでパンを焼く

当店のパンづくりは、人とのご縁を大切にする想いと素材へのこだわりから生まれています。2025年より、パンの酵母を「ホシノ天然酵母」から、長年オーガニックベーカリーを営まれてきた職人さんから譲り受けた有機酒種天然酵母へと切り替えました。

この酵母との出会いは、ただの素材変更ではなく、店主さんのお人柄や、長年お店を支えてこられたスタッフの方々の想いに触れ、
「この酵母の魂を受け継ぎたい」と心から感じたことがきっかけでした。
譲り受けたわずかな酵母を自家培養し、試作や発酵テストを重ねた結果、当店のパンとも相性がよく、お客様からも「甘みがある」「とても美味しい」など嬉しい声をいただいています。
この酒種酵母は、無農薬米・有機麹・水のみで48時間かけて自家培養しています。手間はかかりますが、それもまた、人の想いがつながっていく
大切な時間だと感じています。
※肉まんやひやしクリームパンなど、一部はドライイースト使用もあり。

ご縁がつないでくれた酵母とともに、これまで多くの出会いに支えられながらパンづくりを続けてきました。そのひとつひとつのご縁に感謝し、素材と向き合い、時間をかけて丁寧に焼き上げることで、毎日の暮らしにそっと寄り添う、やさしい味わいのパンをお届けしてまいります。
これからも変わらぬ想いで、心温まるパンづくりを続けてまいります。

原材料へのこだわり

当店では、「家族に安心して食べさせたいパンを作る」という想いを大切に、ひとつひとつの素材選びに
こだわっています。
パンに使うクリームやお総菜などのフィリングは、できる限り手作り。余計な添加物を使わず、素材そのもののおいしさを活かせるよう心を込めて仕込んでいます。

小麦粉は、すべて国産小麦を100%使用しています。パン屋としての経験や子育てを通して、より安心できる素材を選びたいという気持ちから、国産小麦を選択してきました。
毎日食べるものだからこそ、できるだけシンプルで信頼できる原材料を使うことを大切にしています。

また、身体にやさしい無添加の素材や、地元で育ったお野菜なども積極的に取り入れています。
地域の恵みを生かし、小さなお子さまから大人の方まで、安心して召し上がっていただけるパンづくりを心がけています。

素材にまっすぐ、やさしい美味しさを。
そんな想いが、当店のパンの根っこにあります。

種類へのこだわり

「自分の子どもや家族に食べさせたいものをつくる」という思いから始まっています。小さなお子さまでも食べやすく、忙しい主婦の方が毎日の食事として手に取りやすいよう、主婦目線で考えたやさしい味わいと食べやすさを大切にしています。

本来、ひとりで作業を行うパン工房では、種類を絞るほうが効率も良く、作業としては楽になります。
それでも当店では、「たくさんの選択肢の中から選ぶ楽しさ」をお客様に感じていただきたくて、
毎日20〜30種類ほどのパンを並べています。
自分が買う立場だったら、色々なパンからワクワクしながら選びたい──
その気持ちを形にしたくて、季節や気分に合わせて豊富なラインナップをご用意しています。

ひとつひとつのパンが、お客様にとって小さな楽しみや日々の癒しになりますように。
そんな願いを込めて、今日も多彩なパンを心を込めて焼き上げています。
Profile

代表プロフィール

この度は、ハル-カナデのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
木津川市は子どもが多く、子育て世代の方々がたくさん暮らす街です。
私自身も子育てをしながらパンづくりに励む中で、「子どもたちや家族が安心して集まり、つながりを育める場所をつくりたい」という想いが、より一層強くなりました。

私にとってパンは、誰かの一日をそっと支える“日常の小さな幸せ”だと思っています。
だからこそ、子どもが食べやすく、家族が安心して口にできるやさしいパンを作り続けたい。そしてパンを通して、地域の皆さまと交流し、暮らしに寄り添う存在でありたいと願っています。

これからは、地元の農家さんや学校とのつながりもさらに深め、地域の魅力を活かしたパンづくりにも取り組んでいきたいと考えています。
長く愛される“地域密着のお店”として、皆さまの毎日に温かさを届けられるよう、心を込めてパンを焼き続けます。

どうぞこれからも、当店をよろしくお願いいたします。

経歴について

1. 娘の食育とパン作りの奥深さに出会う

次女の歯の生え方がゆっくりで、パンをよく食べていた時期、栄養のあるものを食べさせたい一心で、野菜や魚を混ぜたパンを手づくりしたことが、パンづくりの原点です。
この経験がきっかけとなり、パン作りの奥深さや面白さに惹かれ、日々の楽しみから「もっと知りたい」という情熱へと変わっていきました。

2. 理想の働き方を求めて、自宅開業へ

当時、事務職で働く中で派遣切りの不安や、仕事と家事・育児の両立の難しさに悩む日々。
そんな中で、「自宅で子どもを見守りながら働ける環境」への強い憧れが生まれました。
ちょうど次女が小学校に上がり、自宅を建てる計画が進む中、まだ何もなかった新興住宅地にパン屋ができれば地域の方々も喜んでくれるのではと考え、趣味だったパン作りを本格的に仕事にする決意をしました。

3. 未経験からのスタートと、現在に至るまで

開業後しばらくは、現場経験のなさにコンプレックスを感じ、パン屋にパートとして入り、
現場を学びながら自宅営業も続けるという、珍しい二重の働き方をしていた時期もありました。
その後、コロナ禍を機にパートを辞め、家事・育児・パン屋の仕事をすべて一人で担うため、週1〜3日の営業を続けていました。

子どもの不登校などの経験を通して、現在は育児とのバランスを大切にしながら働くスタイルを取り入れています。
その一方で、2022年には「トーキョーコーヒー」の活動を開始し、地域イベントや居場所づくりにも力を入れながら、地域とともに歩むスタイルを大切にしています。